シミュレーションRPG制作ツール「SRPG Studio」でゲームを制作していて気づいたことがあります。
それはメッセージカーソルの仕様です。
メッセージカーソルとは、文章のうしろに出る「▼」マークのこと。
こうした表示はノベルゲームなどでもよく使われていますね。「次の文章にすすむ」的な意味で使われることが多いマークです。
……が、SRPG Studioの場合、次に表示される文章がある場合でも「▼」マークが出ないことがあります。
これはどういうことなんだろう……というわけで今回は、SRPG Studioのメッセージカーソルの仕様についてお届けします。
SRPG Studioのメッセージカーソル
SRPG Studioのメッセージウインドウは、一度に表示できる文字数や行数が限られています。
そのため、長い文章を表示したいときは、何回かにわけて表示する必要があります。
その際に「この文章にはまだ続きがあります」という意味で使われるのがSRPG Studioのメッセージカーソルです。
というわけで、メッセージカーソルの表示についての例をみていきましょう。
メッセージカーソルが表示されないのはどんなとき?
まずはメッセージカーソルが表示されないケースをみていきます。
【メッセージカーソルが表示されない例】
上の例はそれぞれのキャラクターのセリフが短く、どちらも1回のメッセージウインドウに収まる文字数・行数になっています。
そのため、どちらのセリフにもメッセージカーソルは表示されません。
ゲーム上ではこんな感じ。
どちらもメッセージカーソルが表示されていませんね。
このように1つの文章がメッセージウインドウにおさまる場合には、メッセージカーソルは表示されない仕様になっています。
メッセージカーソルが表示される場合
つづいてメッセージカーソルが表示される場合をみていきましょう。
【メッセージカーソルが表示される例】
このように1つの文章が長く、1回のメッセージウインドウでは表示しきれない場合にメッセージカーソルが表示されます。
エディターで見ると、次のような状態です。
線で区切られているところが、1回のメッセージウインドウで表示できる範囲です。
このように1つの文章が複数のメッセージウインドウにわたって展開される場合は、メッセージカーソルが表示されます。
イメージとしては次のような感じでメッセージカーソルが入ります。
次に続く文章がある場合に「▼」が入るわけですね。
それを踏まえて、該当箇所をプレイしてみると……
おお、ページカーソルが入っています。
つまり、SRPG Studioのメッセージカーソルは
- 文章が表示されるごとに入るタイプのものではない
- 1つの文章が「次のメッセージウインドウに続く」場合に表示される
というわけですね。
ノベルゲームなどでよく使われるページカーソル(文章をすすめる、ページをめくる)とは、違う部分があるわけですね。
記事で使用したツール
今回の記事で使用したツールは次の通りです。
【SRPG Studio】
今回はSRPG Studioのページカーソルの仕様についてお届けしました。よかったら参考にしてみてください。