今回はペイントツール SAI2(SAI Ver.2)で対称定規の位置を変える方法をお届けします。
SAI2では、次の方法でキャンバスに対称定規を表示することができます。
1.レイヤーパネルで「パース定規の作成メニューを表示する」アイコンをクリックします。
2.すると、メニューが表示されるので「新規対称定規」を選択します。
3.キャンバス上に対称定規が表示されました。
レイヤーパネルをみてみましょう。
「レイヤー1」の上に「対称定規」というレイヤーが表示されています。
では、さっそく対称定規の位置を変えてみましょう。
対称定規の表示位置を移動する
Ctrlキーを使った移動方法
まずはキーボードのCtrlキーを使った移動方法からみていきましょう。
やり方はかんたんで、マウスのポインタを対称定規に重ねた状態で
- キーボードのCtrlキーを押しながらドラッグ
するだけでOKです。対称定規を好きな位置に移動させることができます。
移動ツールを使った方法
対称定規は移動ツールを使っても移動させることができます。
1.レイヤーパネルで「対称定規のレイヤー」を選択します。
2.ツールパネルで「矩形選択ツール」を選択します。
3.あとはキャンバス上をドラッグするだけで、対称定規を好きな位置に移動させることができます。
対称定規の角度を変える
Altキーを押しながら回転
まずは、キーボードのAltキーを使った方法です。
こちらもやり方はかんたんで、マウスのポインタを対称定規に重ねた状態で
- キーボードのAltキーを押しながらドラッグ
するだけでOKです。対称定規の角度を自由に変えることができます。
矩形選択ツールを使った回転
対称定規は矩形選択ツールを使っても回転させることができます。
1.レイヤーパネルで「対称定規のレイヤー」を選択します。
2.ツールパネルで「矩形選択ツール」を選択します。
3.「反時計回り90度回転」「時計回り90度回転」のいずれかを押すと、対称定規が90度回転します。
対称定規の角度をリセットする
対称定規の角度をリセットしたいときは次のようにします。
1.対称定規にマウスのポインタを重ねた状態で、キーボードのCtrlキーまたはAltキーを押しながら右クリックします。
2.メニューが表示されますので「パース定規をリセット」を選択します。
3.対称定規の角度がリセットされました。
SAI おすすめ書籍
SAI2は、基本的な操作や仕様をSAIから引き継いでいます。そのため、技法はSAIのものがほぼそのまま使えます。
技法書も同様で、古い書籍でも役に立つ情報が多く載っています。
私が手にした本の中では次の2冊が気に入っています。
どちらの本も絵柄は今の流行とは違っていますが、SAIの基本的な操作や技法が丁寧に解説されており、SAIのことを知るのによい本かと思います。

記事で使用したツール
今回の記事で使用したツールは次の通りです。
【ペイントツールSAI Ver.2(SAI2)公式サイト】
今回はペイントツールSAIで対称定規を移動する方法をお届けしました。よかったら参考にしてみてください。