先日、WOLF RPGエディター3でマップを制作していた時のことです。
オートタイルに設定したマップチップをレイヤー2(またはレイヤー3)に配置したところ、なぜか横線のようなものが入ってしまいました。
イベントレイヤーに切り替えるとこんな感じ。
なんだかよくわからない横線が入ってしまっています。ちなみに、この現象が発生するのはエディタ上のみ。テストプレイやゲームプレイ時には正常に表示されます。
【こちらがゲームプレイ時の表示↓】
ゲームプレイ時にはこのようにキレイに表示されます。
マップチップの表示に問題があるのはエディタ上だけで、ゲームのプレイには問題がないので、制作時に気にしなければいい話なのですが、やっぱり気になる!
というわけで原因を探ってみました。
原因はマップチップの書き出し方法
今回の原因は、32×32用のマップチップを48×48用に拡大した際の書き出し方法によるものでした。
もとの素材にもよるかと思いますが、今回のケースでは拡大したマップ素材を「バイリニア」「バイキュービック」で書き出すと、エディタ上の表示がおかしくなりました。
「ニアレストネイバー」で書き出すとエディタ上でも正常に表示されました。
それぞれの例を挙げてみます。
バイリニア(表示がおかしくなる)
【マップ制作画面 レイヤー2またはレイヤー3に配置】
【イベントレイヤー上での表示】
どちらもくっきりと横線のようなものが入ってしまいます。ゲームプレイ時には正常に表示されますが、マップ制作時にはけっこう気になるかも。
バイキュービック(表示がおかしくなる)
【マップ制作画面 レイヤー2またはレイヤー3に配置】
【イベントレイヤー上での表示】
バイリニアとは少し違った感じですが、マップ制作画面・イベントレイヤーのどちらにもやはり横線のようなものが入っています。
ゲームプレイ時には正常に表示されますが、マップ制作時にはちょっと気になるかも。
ニアレストネイバー(正常に表示)
【マップ制作画面 レイヤー2またはレイヤー3に配置】
【イベントレイヤー上での表示】
マップ制作画面・イベントレイヤーのどちらにも横線が入ることなく表示されます。これなら安心してマップ制作ができそう!
問題が起きた場合の対処法
今回の現象は原因をなかなか特定できず、苦労しました。
ゲームプレイには支障がないので、エディタ上の表示がおかしくても「まあ、いいか」と思いつつも、やっぱり気になる!
というわけで、いろいろと試してみた結果、なんと原因は初歩の初歩!
私はマップチップを拡大する場合、普段はニアレストネイバーで書き出すのですが、今回は何を思ったのか、バイリニアやバイキュービックで書き出してしまったんですね。
普段と違うことをして問題が起きた場合は、まずはそこを疑ってみようというわけですね。
もし私と同じような現象で困っている方がいましたら、よかったら参考にしてみてください。
また、画像関連で困ったことが発生した場合は、ウディタのヘルプにある「素材規格」の項目をチェックすると解決できることがよくあります。
ウディタおすすめ書籍
私が持っている中で気に入っている書籍があります。それは「WOLF RPGエディターではじめるゲーム制作」!
【WOLF RPGエディターではじめるゲーム制作】
今のウディタよりもバージョンが古い時代に発行されたものですが、今でも役立つ情報が多く、重宝しています。
部分ごとの情報はネットでも検索できますが、本だとまとまっていて読みやすい、読み返しやすいんというメリットがあります。
今では入手が難しい部分もありますが「買ってよかった!」と強く感じている本です。いい本ですよ。興味のある方はぜひとも。