「ゆるキャン△」をみていたら、志摩リンが乗っている原付バイク(スクーター)があまりにかわいかったので、どんなバイクなのかまとめてみました。
ゆるキャン△で志摩リンが乗っている原付バイク
テレビアニメでは第4話、原作では第6話から出てくるこのバイク、ヤマハのスクーター「Vino(ビーノ)」がモデルだといわれています。
画像は、2018年2月に発売された「ビーノ デラックス」ですが、リンの乗っていたものにそっくり!
パールシアンを基調にした「ペールシアンパール2」というカラーリングになっています。
ヤマハ ビーノとは
ヤマハの原付バイク「ビーノ」は、1997年から現在まで販売が続いているスクーターです。
発売から基本デザインはほぼ変わらず、レトロポップなファッションスクーターとして知られています。
ちなみに「ビーノ」という名前はイタリア語から。ワインを意味する「Vino(ヴィーノ)」からきています。
【リンは何回給油したのか】ビーノの燃費
出典:「ゆるキャン△」(C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
「ゆるキャン△」の作中では、ビーノに乗った志摩リンが、山梨から長野まで150キロの距離を走ります。
さて、気になるビーノの燃費ですが、現行モデルでは52.2km/L(WMTCモード値)とされています。
タンクの容量が4.5Lですので、あくまでカタログ値ですが、ビーノは1回の給油で200キロ以上走行できる計算になります(今の原付はすごい・・・)。
出典:「ゆるキャン△」(C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
・・・が、たんまりと荷物を載せていたリンちゃんのビーノの燃費はもう少し落ちそう。
それでも、満タンに入れても4.5Lで、往復300キロを1~2回の給油でいけるのですから、高校生キャンパーにとっては非常に経済的といえます。
(その分、時間はたんまりとかかりますが 笑)。
WMTCモード値とは
燃費で紹介した「WMTCモード値」は、世界統一基準の燃費測定方法で、実際の燃費に近い数値が出るといわれています。
発進・加速・停止など様々なパターンから数値を出すもので、日本でよく使われている「定地燃費値」に比べて、現実的な数字が出る傾向があります。
現在、国内の2輪メーカーは「定地燃費値」とあわせて、この「WMTCモード値」を載せる取り組みをしています。
【リンは何時間かかったのか】ビーノのスピード
出典:「ゆるキャン△」(C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
ビーノは50ccの原付バイク(スクーター)なので、制限速度は「時速30キロ」と定められています。
となると、150キロの道中を最高時速&ノンストップで走ったとしても5時間!・・・が、あくまでそれは計算上&実際にはまず無理な話。
当然、道中には信号や他の車、坂道などもありますので、実際はもっともっとかかっているものと思われます。
長時間の運転は車でも大変なのに、原付でこの時間はぶったまげますね(しかも免許取りたて)。
ビーノのスピードメーター
ビーノのスピードメーターは60キロまでありますが、制限速度である30キロを越えるとスピード違反になります。
出典:「ゆるキャン△」(C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
ちなみに制限速度が30キロなのにメーターが60キロまであるのは、エンジン設計の問題です。
同じ30キロでも、平地と上り坂ではエンジンの負担が違ってきます。平地で30キロ以上出せるパワーがないと、上り坂で30キロを出せないんですね。
上限に余裕があるのは、こんな理由になっています。
こちらは、ビーノ デラックスのスピードメーター。リンのバイクとデザインがそっくりですね(写真は、ベージュバージョンです)。
制限速度30キロのバイクで150キロの道中を。免許を取りたてのリンちゃんが、いかにすごいチャレンジをしたのかがわかりますね。
まとめ
今回は「ゆるキャン△」で志摩リンが乗っていたバイクについてでした。見れば見るほど、まさにビーノですね。
ちなみに、両サイドに荷物を載せる場合は、必ずウインカーが見えるようにする必要があります。
出典:「ゆるキャン△」(C)あfろ・芳文社/野外活動サークル
作中でも、きちんとみえるようになっていますね。
■ゆるキャン△、Amazonのプライムビデオでもみられます。