今はWordPressでブログを書いていますが、少し前までは「はてなブログ」も使っていました。
最初は無料版、途中からはてなブログPro(有料版)に移行して、約1年半で600記事ほど書いてきました。
そこで今回は、実際に使い続けてみて感じた「はてなブログのメリット・デメリット」を書いてみたいと思います。
ブログサービス選びで迷っている方は、よかったら参考にしてみてくださいね。
はてなブログのメリット
ブログに余計な宣伝が入らない
はてなブログはブログ内に余計な宣伝が入らないので、見た目がとてもすっきりしています。
広告もアメブロやYahoo!ブログのように過剰ではないので、ブログを書くのも読むのも集中しやすい環境だと思います。
広告収入
はてなブログは無料版・有料版ともに、Amazonや楽天、Googleアドセンスなどの広告を貼ることができます。
特にAmazonや楽天の商品は、投稿画面からダイレクトに貼れるのでとても便利です。
無料版は広告位置などに制限がありますが、それでも無料版に貼れるのは大きな魅力です。
有料版(はてなブログPro)にすると広告の制限がなくなり、自由に配置することができます。
アクセスが集めやすい
横のつながりが強い
横のつながりが強く、他のはてなブログユーザー(ブロガー)がよく訪問してくれます。
はてなスターやはてなブックマークが集まると、よりつながりが強くなり、さらなるアクセスが期待できます。
アクセスアップの対策がしやすい
また、アクセスアップの対策がしやすいのも特長です。
自分から積極的につながりを求めていくと、応えてくれる人が多く、輪が広がりアクセスが増えていきます。
また「はてなブログ グループ」に参加すると、同じ趣味や考えを持つ方とのつながりができやすくなります。
検索上位にきやすい
一時期ほどではありませんが、検索に強いのがはてなブログの特長です。
はてなブログのドメインに力があるからか、自分でも「こんな書き方でいいの?」と思うような記事が上位にくることもあります。
が、最初から独自ドメインではじめる場合は、この点はあまり関係ないので、横のつながりを強化する&検索エンジン対策をしてアクセスを増やしていきます。
きちんと読んでくれる人が多い
はてなブログは、文章を読むことに抵抗がないユーザーが多いように感じます。
長い文章や専門的な話でも、反応がかえってきやすい傾向があります。特に、いったんつながりができた方は専門外の話でもよくついてきてくれますね。
極端な話、文字だけのブログでも成り立ちやすい環境かと思います。
はてなブログのデメリット
基本的に重め、時に異常に重くなることも
時間帯にもよりますが、はてなブログは異常な重さになることがあります。
閲覧はまだ我慢できるのですが、記事を書いているときに重くなると大変です。文字を入力すると遅れて表示される、各操作の反応がやたらと悪くなるなど、かなり厳しい状況になります。
はてなブログの重さはサーバーやプログラムも関係しているようで、ユーザーではどうしようもない点があります。
ブロガー同士の距離感
はてなブログは横のつながりが強いのがメリットですが、ブロガー同士の距離感が近すぎるように感じることもあります。
ほかのブロガーの記事を話題にしたり紹介しやすいのはいいのですが、「こんなことを言っている人がいる」「こういう件でもめている人たちがいる」みたいな話も目にしやすかったりします。
また、システムの問題と合わせて、派閥のようなものができやすい面もあります。
著作権の認識
はてなブログをやっていていちばん驚いたのは、著作権の認識です。
はてなブログは真摯にブログに取り組む人が多いというイメージがあったのですが、芸能人の画像やテレビ画面のキャプチャー、漫画のコマの掲載など、かなり強烈なレベルで行われていて驚きました。
「他のブログサービスだったら一発でアウトでは・・・」と思うことも多々ありました。他のブログサービスに比べて、相当気になる点であります。
カスタマイズのやりにくさ
はてなブログは、デザインをカスタマイズすることができます。
有料版(はてなブログPro)にするとカスタマイズの自由度が上がるのですが、もともとのプログラムの癖が強く、カスタマイズがかなり大変です。
有志の方があれこれカスタマイズを紹介してくれているのですが、本来ははてな公式が対応すべき問題までをも、有志にまかせているような空気があります。
独自ドメインの謎仕様
はてなブログで独自ドメインを使う場合、「www」のついたものしか使えません。
通常でしたら、このブログなら
- https://yuzuyu3.com/
- https://www.yuzuyu3.com/
のどちらでもアクセスができます。
が、はてなブログの場合は「www」のついたほうでしかアクセスができない謎仕様になっています。
なので「wwwなし」でもアクセス可能にするには、自分で転送サービスを利用するなどして、擬似的にアクセスできるようにする必要があります。
人によって感じ方が違うかもという点
はてなブログは他のブログサービスに比べて、友達や仲間に話しかけるような感覚で書かれているブログが多いように思います。
ブロガー同士の距離感が近いからかと思いますが、人によっては馴れ馴れしいと感じたり、言葉遣いが気になることもあるかと思います。
はてなブックマークのコメントにもそういった傾向があり、Twitter的な感覚でコメントが入ることもあります。
いい意味でも悪い意味でも内輪的な空気があり、はてな独特の雰囲気があります。その空気になじめるかどうかでも印象が変わってくると思います。
これからはじめる方は「はてなブログというコミュニティに入る」感覚を持っておくとよいかもしれません。
私がはてなブログをやめた理由
横のつながりの強さ、初期段階のアクセスの集めやすさは、はてなブログの大きなメリットだと思います。
交流をたのしんだり、自分の考えを発信するにはとてもよいサービスだと思います。以前ほど景気のいい話は聞かなくなりましたが、広告収入も得やすいのもいいところですね。
そんなはてなブログを私がやめた理由は
- 使い勝手や制限の多さ
- 交流が負担になってきた
- はてなブログ公式の対応に疑問
主にこの3つです。
使い勝手や制限の多さ
特に、記事を書いている最中に異様に重くなったり、カスタマイズのやりづらさは厳しかったです。
地味に使いづらかったのが投稿画面です。
WordPressを意識したようなつくりになっていますが、操作が全般に1~2手順多いなど、微妙に行き届いていない点が多くあります。
いったん重くなると保存もままならないこともあり、そのまま記事が吹っ飛んだことも何度かありました。
はてなブログというサービスを使っている限り、はてなブログの仕様とつきあっていくしかないんですよね。
交流が負担になってきた
私は交流することは全く考えていなかったのですが、続けているうちにコメントを下さる方や読者の方がどんどんと増えてきました。
それはとてもありがたいことなのですが、目を通したりコメントを返したりしていると、かなりの時間が割かれます。
また、ユーザーの声が見えすぎるのも問題で、どうしても左右されてしまう部分が出てきます。そのあたりも大変でしたね。
はてなブログ公式の対応に疑問
はてなブログ公式の対応に疑問を持ったのも、やめるのを決めた理由です。
公式がやるべきでは・・・
はてなブログは独特の癖があり、他のブログサービスで普通にできることができなかったり、現在のWEBの流れから外れている部分がいくつもあります。
有志の方が様々なカスタマイズを紹介してくれていますが、本来ははてな公式が真っ先に対応すべきものまで、有志のカスタマイズにまかせている空気があります。
また、この記事を書いている段階(2018年5月)では、はてなブログは常時SSL化(https化)が他に比べて大幅に遅れています。※
スケジュールを発表するのはいいのですが、あいまいな上に遅れ気味です。簡単な作業でないのはわかりますが、ユーザーとしては非常に不安になります。
※2018年6月中旬に、独自ドメインの常時SSL化対応がやっと始まりました・・・。
対応のあまさ
上のほうでも書きましたが、「他のブログサービスだったら一発でアウトでは・・・」というような記事やブログが少なくないように思います。
はてなブログは横のつながりが強いこともあり、他のブロガーのブログを目にする機会が多くあります。
まとめ
今回ははてなブログのメリット・デメリットについてでした。
ブログサービスに何を求めるかで、とらえ方が変わってくるかと思います。迷っている方の参考になればうれしいです。