アーティストやミュージシャンについて調べていると、時々「SSW」という言葉を目にすることがあります。
「期待のSSW」「女性SSW」「SSWとして~」といった感じで使われているのですが、これ、「シンガーソングライター」のことなんですね。
というわけで今回は、SSWとは何かについて、定義やジャンル、分業制と比べて何が違うのかをみていきます。
SSWとは
SSWとは、シンガーソングライターの略語です。「Singer Song Writer」の頭文字をとって「SSW」というわけですね。
「シンガーソングライター」と書くよりもシンプルかつ特別な感じが出ることから、よく使われている表記です。
自らが曲を書き、自ら歌う
さて、SSWことシンガーソングライターですが、読んで字のごとく「自らが曲を書き、自ら歌う人」のことです。「シンガー+ソングライター」というわけですね。
通常、「作詞・作曲・歌」のすべてを自分で行う人のことを指します。そのため、個性や世界観が出やすく、そのアーティストならではの音楽がたのしめるのが魅力です。
ちなみに、編曲など他人の手が入っている部分があっても、根幹の部分を自分で作っていればOKと考えられています。
SSWと音楽のジャンル
SSWことシンガーソングライターは、「自らが曲を書き、自ら歌う」という定義なので音楽ジャンルは特に問いません。
「シンガーソングライター」という言葉が日本で使われ始めた頃は「ソロのフォークシンガー」というイメージが強かったのですが、時代がすすむにつれて「自らが曲を書き、自ら歌う人」全般を指すようになりました。
SSWという呼び方
「自らが曲を書き、自ら歌う」のがSSWことシンガーソングライターですが、このスタイルのアーティスト全員をそう呼ぶわけではありません。
基本的にSSWという呼び方は
- アーティスト本人や事務所がそう名乗る
- 雑誌などメディアがそう呼ぶ
- ファンがそう認識する
といった場合に成り立ちます。
ですので、「自らが曲を書き、自ら歌う」スタイルでも、それを前面に出したくない・違うイメージで見てもらいたいといった場合は、SSWと言わないことが多いですね。
分業制と比べてどうなのか
現在は、自ら作曲・作詞するアーティストが増えてきました。
その歌手の個性や世界観を出しやすくなるのが大きなメリットですが、デメリットもあります。
「作詞・作曲・歌」のすべてを一定以上のクオリティで保つ必要があるので、作る側としては非常に大変です。常に創作し続ける必要があり、どれだけ苦労して曲を完成させても、今の時代は次々と消費されていってしまいます。
また、個性や世界観が縛りになってしまうこともあり、分業制の時代とは違った難しさがでてきています。
まとめ
「SSW」という表記は、コンパクトな文字数&特別感があることからよく使われていますね。
ちなみに私がこの表記を目にするようになったのは、Amazon Music Unlimitedで日本のアーティストの曲を聴くようになってから。アーティストもファンも普通に使っているんですね。
女性シンガーソングライターを「SSW女子」なんていうこともありますね。