CLIP STUDIO PAINTには対称定規という便利な機能があります。
この機能を使うと、左右対称や上下対称など、その線を基準として対称になる絵をかんたんに描くことができます。
たとえば、キャンバスに対称定規で垂直な線をひいて、右側に正方形を描くとします。
すると、左側にも自動で正方形が描かれます。
対称定規でひいた垂直の線を基準とした左右対称の絵が描けるわけですね。
キャラクターの正面の顔を描くときなどに重宝する機能です。
対称定規が有効な範囲
対称定規が有効な範囲ですが、たとえばレイヤー１に対称定規を設定した場合は、レイヤー１でのみ使えます。
上のレイヤーパネルの例をみてみましょう。レイヤー１に対称定規が設定されています。ですので、対称定規が使えるのはレイヤー１のみです。
レイヤー２やレイヤー３では対称定規は使えません。
……が、絵を描いていると、ほかのレイヤーでも同じ対称定規を使いたくなることがあります。
というわけで今回は、すべてのレイヤーで同じ対称定規を使う方法をお届けします。
方法
1.任意のレイヤーに対称定規を設定します。
今回は例として「レイヤー１」に設定してみました。
2.対称定規を設定したレイヤー（今回の例ではレイヤー１）の三角定規のマークを右クリックします。
3.メニューが表示されますので「すべてのレイヤーで表示」を選択します。
これで設定は完了です。
4.ためしに、ほかのレイヤーもみてみましょう。どのレイヤーにも対称定規が適用されています。
効果の範囲をもとに戻すには
対称定規が有効な範囲をもとにもどすときは次のようにします。
1.最初に対称定規を設定したレイヤーの三角定規マークを右クリックします。
2.メニューが表示されますので「編集対称のときのみ表示」を選択します。
3.これで対称定規が有効な範囲がもとに戻ります。
記事で使用したツール
今回の記事で使用したツールは次の通りです。
【CLIP STUDIO PAINT PRO】
同じことで困っている方がいましたら、よかったら参考にしてみてください。
