その1分で何ができるのか。時間管理のコツが学べる「1440分の使い方」

おすすめ本

「1日がもっと長かったらいいのに」「もっと時間がほしい」という方は多いかと思います。

私もいつも時間のやりくりには苦労しています。

そんな中、先日読んだ時間管理の本「1440分の使い方」がとてもよかったので紹介します。

1440分の使い方

「1440分の使い方(ケビン・クルーズ著)」は時間管理の考え方が学べる1冊です。

1440分というのは、24時間を「分」で表したもの。1日を1440分と考えて、その時間をどう使うかを考えていきます。

面白いもので、1日を24時間ではなく1440分と考えると、とたんに1分1分の重要性がみえてきます。

本書では第1章に

時間と生産に関して言えば、重要なことはたったひとつ、戦術でも奇術でもなく、思考の転換だ

とあるように、時間についての考え方が中心に書かれており、いかにして時間を有効に使うかを学ぶことができます。

ToDoリストはいらない

「1440分の使い方」では、ToDoリストの是非についても書かれています。

ToDoリストは時間管理によく使われる方法で、その日にやることをリストにして達成したらチェックを入れるというものですね。

本書では、ToDoリストについて「ここ数日、あなたのToDoリストには何件のタスクが居座っているだろうか」として、次のように書いています。

ToDoリストの問題点
  • いつになったら全部終わるのかという具体的な計画がない
  • 重要なタスクよりも急ぎのタスクに安易に飛びつきやすくなる
  • 未完了のタスクがたまると不必要なストレスを生む

といった点を挙げ、ToDoリストはむしろ「消えることのないウィッシュリスト」と評しています。

「分」を意識してスケジューリングする

「1440分の使い方」では、重要なことはすべてやる時間を決め、スケジュール表に入れることを提案しています。

スケジュール表を使って、15分単位で1日の予定を組みなさい。面倒に聞こえるかもしれないが、これをやれば効率性では95パーセンタイルに位置することができる。

という声や

私は難しいことは考えず、あらゆることをスケジュールに入れる。ただそれだけのことだ。

など、成功者たちの証言を取り上げながら、スケジューリングの重要性を説いています。

また、スケジューリングの本質についても

いったん入れた予定は簡単に変更せずに、「診察の予約」と考え、必ず時間を守るべきものとしてすすめています。

時間管理の大敵

本書では、時間管理の大敵「先延ばししてしまう癖」を克服するためにいくつかの提案をしています。

先延ばしについては

先延ばしとは、比較的簡単で楽しいことを優先し、重要だが気乗りしないことを後回しにすることを指す。メールやツイッター、フェイスブック、食事、テレビなどは先延ばしにうってつけの手段だ。

と定義し、対策を挙げています。

ここではその中の1つ「いい思い・嫌な思い」を紹介します。

先延ばし癖を克服する

本書では、先延ばししそうなタスクがあったら、次のように考えることをすすめています。

「これをやったら、どんないい思いをするだろうか」

「これをやらなかったら、どんな嫌な思いをするだろうか」

たとえばトレーニング。

やれば、締りのある体に近づき、エネルギッシュな自分にむかっていく。

やらなければ、締りのない体の自分に近づいていき、エネルギーのかけらもないぐうたらな負け犬の気分を味わう。

これは一例ですが、先延ばし癖を克服するための様々なアイデアが書かれています。

読んでどうだったか

ここまでこの本のさわりを紹介してきましたが、この後の展開はぜひ実際に手に取って読んでみてください。

「1440分の使い方」は冒頭でも紹介したように、時間管理の考え方について書かれた本です。

本書の前半にも書かれていますが、実際にやってみてはじめて意味がある本だと思います。

私としてはとても勉強になる点が多い本でした。自分なりに時間管理をしていたつもりでしたが、まだまだ無駄な時間が多いことに気づきました。

発想の転換・考え方に重点が置かれているので、自分のスタイルに生かしやすいのもよいところですね。

時間がもっとほしい、時間が足りないと思っている人におすすめです。

逆に、目新しいノウハウを求めている方や、奇跡を求めている方にはおすすめできないかと思います。

まとめ

成功者と同じようにしても、みんなが成功できるわけではないのは、どなたも知っていることかと思います。

「1440分の使い方」は、この手の本にありがちな成功事例をただ羅列したものではなく、非常にうまくパッケージができているかと思います。

ですので、帯にある「7人の億万長者、239人の企業家、13人のオリンピック選手、29人のオールAの学生に学ぶ」というフレーズで躊躇している方も、安心して読める1冊かと思います。

私も、実際に読み始めるまではどうかなあと思ったのですが、読んでみて「これはいい本だ」と思いました。

考え方を学び、「いかに時間をうまく使うか」がテーマなので、とても勉強になりました。

興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。