RPGツクールMZには、ゲーム制作に使える素材が最初からたくさん入っています。
たとえば
- キャラクターのグラフィック、ドット絵
- 敵キャラクター
- BGMや効果音
- マップの素材
といったものが豊富に入っているので、RPGツクールMZ本体があればゲームを完成させることができます。
が、自分で描いたキャラクターやドット絵を使いたい、イベントCGを表示したいとなると、それらは自分で作る必要があります。
そこで今回は、自作のキャラクターやイラストを制作する際に私が使用したツールを紹介します。
立ち絵やCGの制作に便利なソフト
RPGツクールMZで使う立ち絵やイベントCGを自作するときは、イラストを制作できるソフトを持っておくと便利です。
使いやすいもので有名なところでは
- CLIP STUDIO PAINT
- Photoshop
- SAI(SAI2)
があります。
私の場合は、CLIP STUDIO PAINTとフォトショップを併用しています。
CLIP STUDIO PAINT
CLIP STUDIO PAINTは、線画から着色までオールマイティに使えるソフトです。
イラスト制作に特化しているので非常に使いやすく、立ち絵やCG制作であれば、このソフトが1本でOKかと思います。
また、買い切りで使えるというのが大きなポイント。1度購入すれば、追加料金なしで使い続けることができます。
動作も軽めで、ノートパソコンでも使いやすいのがメリットです。
Photoshop
CLIP STUDIOで描いたイラストのサイズ調整やトリミング、明るさなどの微調整にPhotoshopを使っています。
つまり
- イラストを描くのにCLIP STUDIO
- 画像として調整するのにPhotoshop
という形で使っています。
Photoshopは、現在は買い切りのプランがなく、割高になるのがデメリットですが、それに見合うだけの機能があります。
イラストを描くのにも使えますので、Photoshop一本で仕上げることも可能です。
また、タイトル画像や宣伝用のバナーの制作に使っています。
イラストを描くのに便利なツール
パソコンでイラストを描く際にあると便利なのがペンタブレットです。
ペンタブレットには「板タブレット」と「液晶タブレット」があります。
板タブレット
板タブレットは手元にタブレットを置き、パソコンの画面をみながら描いていくタイプのものです。
手元ではなく、画面を見ながら描く形になるので、慣れるまでは少し描きづらいかもしれません。
私はメーカーを気にしないので、安価な海外製のものを使っています。液晶タブレットを購入するまではHUIONの板タブレットを使っていました。
Wacomのものに比べると、ペン先が沈み込む感覚がありますが、慣れると普通に使えます。
液晶タブレット
液晶タブレットは、タブレットの液晶に直接描いていくタイプのものです。
手元を見ながら描けるので、とても描きやすいです。が、板タブレットに比べると高価です。
私がよく使っているのは、液晶タブレットの中でも安価なもの。
購入してからかなり使い込んでいますが、特に大きな不満もなく使えています。
ドット絵の制作に便利なソフト
歩行グラフィックを自作したり、ドット絵を自作する場合はドット絵制作ソフトがあると便利です。
使いやすいものでは
があります。
私は両方使用していますが、どちらも使いやすいソフトだと思います。
操作感覚があう、わかりやすいと感じる方でよいかと思います。ちなみにドット絵の制作はPhotoshopでもできます。
素材規格にあわせた調整をする
RPGツクールMZでは、素材の規格が決まっています。
画像のサイズや並べ方にきまりがあるのですね。
たとえば、こちらはツクールMZに最初から入っている顔グラフィックの一部。
顔グラフィックの場合は、144×144pxの画像を横に4枚、縦に2枚並べたものを1ファイルとするというきまりがあります。
こうしたきまりが各素材ごとにあり、それに沿っていない素材は正常に表示されない可能性があります。
ですので、イラストを自作する場合は、素材規格に合うように画像を調整する必要があります。
こうしたケースでは、通常はイラストを大きく描いておいて、画像編集ソフトで縮小する方法がよく使われます。
実寸で描くよりも、大きく描いたものを縮小する方がキレイにみえやすくなるためです。
こうした作業を行う際に便利なのが、Photoshopやillustrator、あるいはAffinity PhotoやAffinity Designerといったソフトですね。
背景が透明のPNG(透過PNG)の位置調整がしやすいツールがよいかと思います。
今回の記事で使用したアイテム
【RPGツクールMZ】
【CLIP STUDIO PAINT】
【Photoshop】
【HUIONペンタブレット H610PRO V2】
【XP-PEN液晶タブレット Artist12】