先日、ダウンロード購入したソフトを解凍しようとしたところ、解凍に失敗し、次のようなダイアログがでました。
「場所が利用できません」と書かれており、文面を読むもなにやら意味不明なことが書かれています。
ちなみに、解凍に使ったソフトは「Lhaplus」で、解凍しようとしたのはZIPファイルです。
文面の中に「場所」という言葉があるので、ZIPファイルの置き場所や解凍先を変えてみましたが結果は同じ。
やはり解凍に失敗し、「場所が利用できません」というダイアログが表示されます。
というわけで今回はその対処法をお届けします。
原因はLhaplus
いろいろと原因を調べてみると、どうやらこの現象、「Lhaplus」が原因のよう。
このソフト、非常に便利なのですが、最新版は1.74。更新日をみると2017年の5月となっています。それ以来、アップデートはされていない模様です。
そう、それ以降に出たZIPファイルの新しいバージョンには対応していないのですね。
それで解凍ができなかったというわけです。
対処法
今回のエラーは、解凍したいZIPファイルのバージョンに「Lhaplus」が対応していないことが原因ですので、別の解凍ソフトを使う必要があります。
解凍ソフトにはいろいろなものがありますが、今回は「Explzh」というソフトを使ってみることにしました。
随時更新が行われている圧縮・解凍ソフトです。高機能&高性能な上に、動作も軽いという非常に便利なソフトです。
Explzhで解凍をする
というわけで、さっそく「Explzh」を導入し、解凍しようとしたところ、何やらよくわからない表示がでました。
文面を読むと
この書庫ファイルは別のコンピューターから取得したものです。展開後のファイルはZoneIDでマークされ、このコンピューターを保護するためにブロックされる可能性があります。
と書かれています。
……ってか、なんだこれ!
解凍しようとしたソフト(ZIPファイル)は、公式ショップでダウンロード購入した正規品です。
なのに、「別のコンピューターから取得したもの」とか「マークされ」とか「ブロックされる可能性」とか、なんだか怪しいファイル扱いされているような気が……。
この書庫ファイルは別のコンピューターから取得したものです
……が、いろいろ調べてみたところ、怪しいもの扱いではないことが判明。
「Explzh」は、ネットからダウンロードしたファイルを解凍するときに、上記のメッセージが毎回表示されるとのことです。
そのため、今回の私のように「公式サイトでダウンロード購入した正規品」でも、ネットからダウンロードしたファイルにあたるので、このメッセージが表示されたというわけですね。
解凍するときは「ブロック解除」を押せばOK。
というわけで、さっそく押してみたところ、解凍成功!
「Lhaplus」で解凍できなかったZIPファイルも、別の解凍ソフトを使うことで無事解凍することができました。
メッセージを非表示にする
さて、先ほどの「Explzh」の「この書庫ファイルは別のコンピューターから取得したものです」というメッセージですが、次の手順で非表示にすることができます。
1.画面上部の「ツール」から「オプション」とすすみます。
2.左側にあるメニューの「基本設定」から「NTFSのZoneIDを維持して展開」のチェックをはずします。
これで「この書庫ファイルは別のコンピューターから取得したものです」というメッセージが出なくなります。
記事で使用したツール
今回の記事で使用したツールは次の通りです。
【Lhaplus】
【Explzh】
今回は「Lhaplus」でZIPファイルを解凍する際に「場所が利用できません」と出た場合の対処法をお届けしました。
「Lhaplus」はその手軽さから、長く使ってきましたが、今回のようなエラーに遭遇したのは初めてで、かなり戸惑ってしまいました。状況によって解凍ソフトを使い分けていくのがいいのかもしれませんね。
よかったら参考にしてみてください。