ゲームを作っていると「あれもやりたい、これもやりたい」と、いろいろな要素を詰め込みたくなることがよくあります。
それを形にしていくのもゲーム制作の面白さでもありますが、あれこれ手がけ始めると、制作が停滞したり、収拾がつかなくなったりすることがあります。
今回はそうした場合の対処法をお届けします。
あくまで私なりの方法ですが、よかったら参考にしてみてください。
要素はあとから詰め込む
あくまで私なりの方法ですが、こうした際には次のような方法がおすすめです。
- 要素を何も入れずに、いったんシンプルな形で完成させる(プロトタイプをつくる)
- そのあとに、入れたい要素をできるだけ1つずつ追加していく
という方法です。
くわしくみていきましょう。
まずは要素を入れずにシンプルな形で完成させる
まずはシンプルな形でいいので、最初から最後までプレイできるものをつくります。
戦闘を入れる場合は、この段階でのバランス調整は特にしなくてOKです(敵は一発で倒せるぐらいの弱いものばかりでOKです)。
つまり、とにかく「通しプレイができるもの」をつくるわけですね。「プロトタイプ」といってもいいでしょう。
必要な要素を1つずつ足していく
通しプレイができるもの(プロトタイプ)が完成したら、ここから入れたい要素を足していきます。
この際に気をつけたいのは「できるだけ1つずつ入れていく」という点です。
この方法の利点は、
- ゲーム全体の流れがわかっているため、要素をバランスよく配置しやすい
- あとから要素をはめこんでいく形なので、効率がよい
- 要素を1つずつ足していくので、その作業に集中しやすい・混乱しにくい
といった点です。
特に「用語辞典」や「実績(トロフィー)」などのシステムの場合は顕著で、いったんゲームが最後まで完成してから組み込んでいと、全体のバランスがとりやすいように思います。
全体の流れをみながら配置できるので、作業もスムーズにすすみます。
要素の取捨選択がしやすい
上で紹介した方法がよいのは、プロトタイプとはいえ、ゲームが最後まで完成したところに組み込んでいくという点です。
そう、追加する要素があろうとなかろうと、ゲームとしては成り立っているわけですね。
また、ある程度、要素を追加したあとに「あ、これ以上の要素はいらないかも」という判断もしやすくなります。
まとめ
今回はゲーム制作で詰め込みたい要素がたくさんあって制作がすすまない場合の対処法をお届けしました。
あくまで私なりのやり方ですが、この方法を使うと、途中で「いろいろな要素を入れすぎて制作が進まない→断念する」といった状態になりにくくなるかと思います。
よかったら参考にしてみてください。