仕事側、キュレーションサイトの裏側を目にする機会が多くあります。
ほとんどのキュレーションサイトは、企業が安いライターを大量に雇ってパクリ記事を書かせることで成り立っています。
が、なぜそんな『まともではない仕事』にライターが集まるのか、疑問に感じる方もいるかと思います。
そこで今回は、『キュレーションサイトには、なぜパクリ記事を書くライターが集まるのか』と題して、私が知っている範囲のことを書いてみます。
キュレーションサイトがライターをそろえられる理由
キュレーションサイトがライターの頭数をそろえられるのは、ライター志望に次のような人たちが多いからです。
- ライターの仕事をやれるのなら、何でもいいので書かせてください!
- どれだけ安くてもいいので、ライターの仕事がしたいんです!
- 空いた時間に『ちょっとしたお小遣い稼ぎ』をしたい
そう、「何でもやります」「報酬は安くてもいいです」という人たちです。
このタイプの人たちは、自分の要望がかなえばいいだけので、運営側の言うとおりにやってくれるんですね。
おまけに志望者自身が『ギャラは安くてもいい』と思っているので、企業にとっては非常においしい存在でもあります。アホみたいに安い報酬で、パクリ記事でも何でも書いてくれます。
安くても書く、なんでも書く理由
志望者の中には、「ライターの修行のため」「WEBライティングの技術をつけるため」と考えて応募する人もいますが、こういう人たちも企業にとってはおいしい存在です。
キュレーションサイトの記事の執筆で身につくのは
- コピペ判定されないようにパクる方法
- テンプレートに沿って、ダラダラと文字を埋める方法
であって、『ライターとしてのスキル』や『文章の技術』ではないんですね。
いずれにせよ、『安くてもやりたい』というライター志望の人が多いので、キュレーションサイトの運営が成り立っているわけですね。
ライターは他人の記事をパクっても平気なのか
多くのキュレーションサイトは、記事のパクリ方がマニュアル化されています(マニュアルでは『パクリ』という言葉は使わずに、違う表現をします)。
が、いくら仕事とはいえ、キュレーションサイトのライターは「他人の記事をパクっても平気なのか」と疑問に思う方もいるかと思います。
私が知る範囲でいえば、次のようなライターが本当に多いです。
- そこまで深く考えていない
- パクって書くことが『WEBライティング』や『リライト』だと思っている
- そもそも、なぜパクッたらダメなのか分かっていない
どちらが先かという話にもなりますが、そもそもキュレーションサイトが求めているのはそういう人材なんですね。逆に言うと、『分かっている人』に来られても困るわけです。
そのほかにも、「企業がやっていることだから大丈夫」という、ちっとも大丈夫じゃない理由で安心している人もいます。
キュレーションサイトは、よく『ライターの質』が問題視されますが、それはライターの技術の問題だけではないということですね。
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まとめ
今回は『キュレーションサイトには、なぜパクリ記事を書くライターが集まるのか』と題して、私が知る範囲ではありますが、キュレーションサイトの内情をお届けしました。
このところのキュレーションサイトによる検索汚染は、度が過ぎているように感じます。そんな思いから、あくまで私が知る範囲ではありますが書いてみました。
興味のある方は、他のキュレーションサイト記事をぜひ読んでみてください。