Steamにはドット絵がすばらしいゲームがいろいろあります。今回は海外作品を中心にドット絵が好きな方におすすめのゲームを紹介します。
ジャンルを「緻密なドットが美しいもの」「レトロテイスト満載なもの」「シンプルイズベストなもの」と分けて、様々なタイプのドット絵ゲームを紹介していきます。
緻密ですごいドット絵がたのしめるゲーム
Iconoclasts
「Iconoclasts」は、びっくりするぐらいに描きこまれたドット絵が特長のアクションゲームです。タイトル画面からして驚きのクオリティ!
ゲーム画面もとにかく圧巻。キャラクターもよく動き、ポーズやリアクションも多彩です。まさに芸術的なドット絵がたのしめる作品です。
ゲームとしては、メカニックの「ロビン」を操作して惑星を探索していくスタイル。メトロイドヴァニア的なつくりになっています。マップの仕掛けも面白く、プレイしていて非常にたのしい作品です。
CROSS CODE
Steamでドット絵ゲームをやるなら「CROSS CODE」ははずせない作品です。「これでもか」というぐらいに描き込まれたドット絵が印象的な作品です。
キャラクターの立ち絵もすべてドットで描かれています。そして驚くべきは、そのゲームデザイン。海外作品ながら、ちょっと懐かしい日本のゲームやアニメのテイストを感じさせる作品になっています。日本語訳も完璧です。
ゲームとしては「アクション要素の強いパズルゲーム」と考えるとわかりやすいかも。ほぼすべてのエリアで、アクションを伴った謎解きがあります。難易度は高めですが、クリアしたときの感動といったら!すばらしい作品です。
Stardew Valley
見ていてたのしいドット絵ゲームといえば「Stardew Valley」。とてもかわいらしく、味のあるドット絵で画面が構成されています。
海外作品ですが日本語も完璧です。ドット絵の看板も日本語になっています。ゲームとしては、祖父から受け継いだ農場を発展させていくのが大きな目的。が、それはあくまで「ゆるい目的」であり、プレイヤーは基本的に何をしても自由なゲームです。
自分の農場を発展させるもよし、人との交流や恋愛をたのしむもよし、釣りやクラフトをたのしむもよし……などなど、自由な生活をたのしめます。とても面白い作品です。
Curious Expedition
「Curious Expedition」は、19世紀後期を舞台にしたローグライクゲームです。歴史上の人物をリーダーに未開の地を開拓していきます。この画面では少し分かりにくいですが、建物や人物、アイテムは見事なドット絵で描かれています。
マップももちろんドット絵です。プレイヤーは仲間とともに未知の大陸を開拓しながら、目的であるピラミッドを目指していきます。探索中は村や洞窟を発見したり、未知の生物に出会うこともあります。
探索中にお宝を発見することがあります。持ち帰れば大きな成果になりますが、とんでもないことが起こる場合も。まさに未知の世界を探索する面白さにあふれた作品です。
レトロテイスト満載のドット絵ゲーム
Fight’N Rage
「Fight’N Rage」は、古きよき時代のアーケードゲームを彷彿とさせるドット絵が特長的なベルトスクロールアクションです。尋常でないまでに描きこまれたドット絵キャラクターたちが縦横無尽に動き回ります。
ゲーム以外の画面ももちろんドット絵。どこか懐かしいタッチのデザインとドット絵の相性は抜群の一言。ロゴや文字もしっかりとドットで描かれています。
ゲームとしても非常によくできています。コンボがつながりやすく、プレイ感覚はとにかく爽快。アバウトにプレイしても、こだわってプレイしても面白い作品です。
2064: Read Only Memories
まずは80~90年代のADVゲームのテイストが漂う「2064: Read Only Memories」。このドットの粗さは、レトロなドット絵好きにはたまらないテイスト。古きよき時代のPCゲームを彷彿とさせるゲームデザインになっています。
ゲームはADV形式。画面内のものをクリックして「見る」「調べる」「話す」などのコマンドを選択しながらすすめていきます。どの項目もテキスト量が非常に多く、画面内をクリックするたのしみがあります。
キャラクターのデザインはどこか懐かしい感じ。80~90年代の作品を彷彿とさせるタッチになっています。ADVのキモともいえるシナリオは非常にハイレベル。ぜひ多くの方にプレイしていただきたい作品です。
VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action
「VA-11 Hall-A(ヴァルハラ)」もレトロテイストあふれるADVゲームです。90年代の日本のゲームを彷彿とさせるゲームデザインはたまらないものがあります。
ジャンルとしては「サイバーパンク+バーテンダー」。主人公はバーテンダーとなり、お客の好みにあわせたドリンクを提供します。ドリンクをつくる画面ももちろんドット絵。非常に味のあるデザインになっています。
ドット絵のみならず、喜怒哀楽の詰まったシナリオも要注目。心に響く作品になっています。
Pixel Heroes
「Pixel Heroes」は、レトロ感あふれるデザインのローグライクゲーム。キャラクターをはじめ、画面内のオブジェクトはすべてドット絵で描かれています。
ゲームは、プレイするたびにダンジョン構成が変わるローグライク。最初に3人の仲間を選び、マップをすすめていきます。
バトルはターン制。戦闘バランスはなかなかシビアで、ローグライクならではの緊張感が味わえます。戦闘のテンポがゆっくり・日本語未対応など残念な点もありますが、かなり面白いゲームです。
シンプルイズベストなドット絵ゲーム
DINO RUN DX
シンプルなドット絵が好きな方におすすめなのが「DINO RUN DX」です。色数を絞って描かれたドット絵は「すばらしい」の一言。非常に味のあるデザインになっています。
ゲームは、ゴールに向かって恐竜を走らせる、時にはジャンプしてすすめていきます。この動きが抜群で、ドット絵の恐竜がまるで生きているかのように動きます。
ゲームとしては非常にエキサイティング。ショートカットや隠しルートも豊富で、「ただ恐竜を走らせるだけなのに、こんなに面白いのか」と思わせてくれます。方向キーだけでプレイできるのに、たまらない熱さがあります。
VVVVVV
シンプルの極地ともいえるドット絵ゲームが「VVVVVV」です。一見すると、テレビゲームが出始めた頃のような超シンプルなデザインですが、ゲームとしての面白さは抜群。
プレイに使うのは方向キーのみ。主人公は重力を切り替えることができ、方向キーを上に入れると天井が地面になり、下に入れると元に戻ります。そうして敵やトラップを避けながら、ステージをすすめていきます。
シンプルの極地ともいえるデザインは、プレイしているとたまらなく愛らしくなってきます。これはおすすめですぞ!
妖談寺
「妖談寺」は、妖怪がモチーフになったローグライクゲームです。プレイヤーは好きな妖怪を選んで、ダンジョンをすすんでいきます。
最初は限られた妖怪しか使えませんが、ゲームを進めていくにつれて使える妖怪が増えていきます。ドットで描かれた妖怪のかわいらしいこと!
かわいい見た目ながら、ローグライクゲームとしての難易度は高め。歯ごたえのあるプレイがたのしめます。
クソゲーっぽいけれど憎めないドット絵ゲーム
Co-Co CORN MAFIA
「傑作かどうか」と問われたら、間違いなく「傑作ではない」と答えたくなるのが「Co-Co CORN MAFIA」です。ゲームを始めると、画像のようになんだかよくわからない生き物が歩いてきます。
この生き物を撃ちながらすすんでいくだけのゲームなのですが、これがいっぱい出てきたり囲まれたりするとかなり恐怖。
こうなるとピンチ。謎の生き物に接触されるとプレイヤーはダメージを受けます。それにしても、この顔の怖さといったら。かわいいのか不気味なのかよくわかりません。
ゲームとしてはクソゲー寄りだと思うのですが、妙な中毒性があり、プレイするとけっこうハマります。憎めない味のあるゲームです。
まとめ:Steamはドット絵ゲームの宝庫
Steamのゲームの中から、ドット絵がすばらしいゲームをお届けしました。日本の商業ゲームでは見られなくなったような作品も、Steamにはいろいろあります。
今回紹介したゲームは、Co-Co CORN MAFIAをのぞき、どれも面白くおすすめの作品です。興味を持った作品がありましたら、ぜひプレイしてみてください。