Amazonの本の読み放題サービス「Kindle Unlimited」を利用しはじめて1年ほどたちました。
Kindle Unlimitedを使い続けてみて、よかったことや気になったことをまとめてみました。
入会を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
読み放題サービスですが、いくつか制限があります
Kindle Unlimitedは本の読み放題サービスですが、いくつかの制限があります。
同時に利用できる本は10冊まで
Kindle Unlimitedで同時に利用できる本(端末にダウンロードできる本)は10冊までとなっています。
別の本を読みたい時は、10冊のうちのどれかと入れ替えるしくみです。
いわば10冊まで借りられる図書館のようなものです。10冊の中で、本をやりくりするイメージです。
読み放題なのは「読み放題対象」のKindle本のみ
Kindle Unlimitedは、どれでも読み放題ではないので注意が必要です。
Kindle本の中で「読み放題対象」のものが読み放題になります。
読み放題の本には「kindle unlimited」の表記が入ります。
本は約20万冊(+洋書が100万冊以上)ありますが、雑誌をのぞけば、発売からしばらく経った本が多めです。
参考リンク Kindle Unlimitedラインナップ
本は入れ替わります
Kindle Unlimitedの本は入れ替わっていきます。予告なしにラインナップからはずれるので、読みたい本は早めに読んでおくと安心です。
また、いったんラインナップからはずれた本が復活することもあります。
ちなみに、利用中の本がラインナップからはずれた時は、利用中の間は読むことができます。
Kindle Unlimitedを使ってみてよかったこと
Kindle Unlimitedを使ってみてよかったことを紹介します。
たくさんの本が読める
月額980円で雑誌、単行本、新書、マンガなどいろいろな本が読めます。
ジャンルにもよりますが1冊500円~としても、月に2~3冊も読めば元がとれるのではないかと思います。
個人的に欠かさず読んでいるのはナショナルジオグラフィック。
迫真の写真&読み物で構成された圧巻の月刊誌です。普通に買うと1,000円~します。
私が毎月読んでいる本はこんな感じです。
- 単行本(1冊1500円~)×3冊
- 新書(1冊500円~)×2冊
- 雑誌(1冊1,000円前後)×7冊
- マンガ(1冊540円~)×7冊
毎月だいたい20冊前後で、マンガにハマった月は50冊ぐらい読んでいます。これで月額980円ですから、かなりお得だと思います。
様々なデバイスで読める
Kindle Unlimitedは、Kindle本体やFireタブレット、Kindleアプリの入った端末で読むことができます。
私はいろいろな場所で読みたいので、次の3つを使って読んでいます。
- Fireタブレット
- スマホ(AndroidのKindleアプリ使用)
- パソコン(PC用のKindleアプリ使用)
読んだデータは共有されているので、Fireタブレットで読んだあと、スマホで続きを読むといったことができます。
活字はもちろん、マンガや画集もキレイに見えるんですよ。
古いマンガを探すのがたのしい
Kindle Unlimitedは、古いマンガのラインナップが充実しています。
長期連載のものは全巻読めることもあり、そういった本をみつけると一気にハマりこめます。
個人的にハマったのは、「ザ・シェフ」シリーズ。
高額な報酬とひきかえに、必ずお客を満足させるシェフの物語ですが、続編とあわせて60冊以上が読めます。
Kindle Unlimitedなら、ふだん読まないようなマンガでも気軽に手を出すことができます。
個人が出した本でも掘り出し物がある
Kindleには「Kindleセルフパブリッシング」というものがあります。
Kindle本を個人で作って販売できるサービスですが、まれに掘り出し物に出会えることがあります。
ただ、セルフパブリッシングの本全体のクオリティはピンからキリまでです。
正直、100円でも厳しい本もあるのですが、Kindle Unlimitedのラインナップに入っていれば気楽に手を出せます。
Kindle Unlimitedのいまいちなところ
とても気に入っているKindle Unlimitedですが、使っていていまいちな点もあります。
上限が10冊は厳しい
上でも紹介しましたが、Kindle Unlimitedは同時に利用できる本が10冊までとなっています。
興味のある本をチェックしていると、10冊なんてあっという間です。
読むのに時間がかかる本や、しばらく端末に入れておきたい本がある時は、やりくりが大変です。
本を探しにくい
Kindle Unlimitedは非常に本を探しにくいです。
トップページのレイアウトもおおざっぱで、魅力的ではない本ばかりが並んでいます(しかもあまり入れ替わらない)。
また、検索も使いにくいので、自分で本を探さなくてはいけません。探すといい本がたくさんあるのに、本当にもったいないなあと思います。
結局、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」から辿っていくのが、いい本に出会えるコツだったりします。
本がいつラインナップからはずれるのか分からない
もっとも厳しいのはこれかもしれません。
Kindle Unlimitedは本が入れ替わるのですが、いつどの本がラインナップからはずれるのか分かりません。
読みたい本をキープしておこうにも、上限が10冊までなので非常に厳しいです。
また、利用している10冊から「またいつか読みたい本」をはずすのにも勇気が入ります。
まとめ
Kindle Unlimitedは「自分で本を探してみて」はじめて価値のあるサービスかと思います。
個人的には、トップページに出てこないものほどいい本とい感じています。まさに、掘り出しものを探す感覚ですね。
Kindle Unlimitedで利用している本は、他に買ったKindle本と一緒に管理できるのも気に入っています。
無料体験もあるので、興味のある方はぜひためしてみてくださいね。