Steamのゲームというと、ハイスペックなパソコンが必要というイメージがありますが、低スペックでできるゲームもいろいろあります。
というわけで今回は、低スペックのノートパソコンでもできるSteamのゲームを紹介します。
- 今回の検証で使ったノートパソコン
- 低スペックのノートパソコンでもできるゲーム
- Shantae: Half-Genie Hero Ultimate Edition
- Shantae and the Pirate’s Curse
- Shantae: Risky’s Revenge – Director’s Cut
- Slay the Spire
- RimWorld
- Dicey Dungeons
- Crypt of the NecroDancer
- Darkest Dungeon
- Monster Sanctuary
- Long Live The Queen
- Sword of the Stars: The Pit
- Dungeon Warfare
- Kingdom Rushシリーズ
- Hexcells
- Don’t Starve
- Stardew Valley
- Zombie Night Terror
- Into the Breach
- Mighty Switch Force! Hyper Drive Edition
- Khimera: Destroy All Monster Girls
- Risk of Rain
- そのほかのおすすめ作品
- まとめ
今回の検証で使ったノートパソコン
今回の記事では、次の環境で問題なくプレイできたゲームを紹介しています。
東芝「dynabook Satellite B253 J」(2013年発売)
- OS:Windows 7 64bit
- メモリ:4GB
- プロセッサー:Intel Core i3-3120M CPU @ 2.50GHz
- グラフィック性能:Intel HD Graphics 4000(オンボード)
ちなみに、パソコンでゲームをする時は「グラフィック性能」がかなり重要になります。
が、この機種が搭載している「Intel HD Graphics 4000」はゲームをするには最低に近いレベル。YouTubeなどの動画は見られますが、ゲームには向いていない性能です。
今回の記事では、このノートパソコンの性能を「低スペックの基準」として書いていきます。
低スペックのノートパソコンでもできるゲーム
Shantae: Half-Genie Hero Ultimate Edition
2Dと3Dを融合させた傑作アクションゲーム「Shantae: Half-Genie Hero Ultimate Edition」は問題なくプレイできます。
とにかくド派手に動くゲームですが目立った処理落ちもなく、爽快感あるアクションがたのしめます。
グラフィックは、2Dの絵を3Dで動かすトゥーンレンダリングと、2Dを3D風にみせる技術が組み合わさっており、まるでアニメーションの世界にいるような感覚を味わえます。
キャラクターは「3Dで動かしている部分」と「2Dで動かしている部分」があるようですが、非常になめらかに動きます。
ノートパソコンのスペックに不安がある時は、オプションで「アンチエイリアス(描画をなめらかにする処理)」をオフにすると処理が軽くなります。
作りこみもすさまじく、非常に面白いアクションゲームです。
Shantae and the Pirate’s Curse
上で紹介した「Shantae: Half-Genie Hero」の前作にあたる「Shantae and the Pirate’s Curse」は問題なくプレイできます。
こちらは超絶なドット絵がぬるぬる動くアクションゲームで、かなり複雑な処理をしているような場面でも、処理落ちすることなくプレイできています。
キャラはかわいいですが、超本格派のアクションゲーム。難易度は高いですが、非常に面白いゲームです。
Shantae: Risky’s Revenge – Director’s Cut
上で紹介した「Shantae and the Pirate’s Curse」の前作です。
前作同様、ドット絵がぬるぬると動くアクションゲームですが、こちらも問題なくプレイできます。
どのステージもよく作りこまれていて、アクションやメトロイドヴァニア系が好きな方にはたまらない作品になっています。
画面サイズを携帯ゲーム風にできるモードも。音楽もすばらしく、本当にたのしいゲームです。
Slay the Spire
「圧倒的に好評」の数がすさまじいことになっているローグライク・カードゲーム「Slay the Spire」は問題なくプレイできます。
プレイするごとに変わるマップを、手持ちのカードと戦略を駆使してすすんでいくのですが、これはヤバイ!
先へ先へとすすみたくなる面白さがあり、気づけば「え、こんな時間?」なんてことも。たのしすぎて、やめどきが見つからないゲームになっています。
今回検証した低スペックのノートパソコンでは、ロードがもたつく場面があったものの、ゲーム部分は実にスムーズ。
重い時は、オプションから「フレームレート」を下げる、「画面振動」をオフにすると軽くなります。
ゲームバランスはすばらしいの一言。ローグライクの緊張感と、カードゲームの戦略性が見事にマッチした内容になっています。
1つ1つの行動が冒険の運命を左右します。ローグライクですが、時間制限やアクション要素はないので、じっくりと考えながらプレイすることができます。
グラフィックは地味ですが、本当に面白いゲームです。
RimWorld
中毒性抜群のコロニー経営ゲーム「RimWorld」も普通にプレイできます。
不時着した惑星からの脱出を目指して生き抜いていくゲームですが、とにかく抜群の面白さ。Steamのゲームの中でも屈指の時間泥棒ゲームです。
ゲームでは脱出を目指すだけでなく、自分好みのコロニーをつくったり、キャラバン的な生活を送ったり、ペットを増やしたりするなど、様々なプレイスタイルが可能。
今回検証したノートパソコンは、目安とされるスペックに達していないものの、プレイには問題なし。
ファンの回転がやや気になる場面はありますが、処理落ちなどもなく普通にプレイできています。
ちなみにスペックに不安がある時は
- オプションで、処理の重そうな要素をオフにする
- データを軽くするMOD「RuntimeGC」を入れる
と、よりプレイが安定するかと思います。
正直、おそろしいほどハマるゲームです。デフォルトで日本語化もされています。
Dicey Dungeons
サイコロを使ったローグライクゲーム「Dicey Dungeons」も普通にプレイできます。
シンプルなルールながら、非常に奥が深くドハマリするゲームです。
主役はサイコロキャラ。ルートを選びながら、最下層にいるボスを目指します。どのルートにも敵が立ちふさがっており、接触するとバトルになります。
バトルは、サイコロを使って行います。キャラごとに技の種類やサイコロの使用方法に違いがあり、非常に奥深いバトルが楽しめます。
回復手段が限られているため、1つのミスが大きな痛手になることも。かわいい絵柄ながら、歯ごたえのあるゲームです。
違うキャラを使うと、プレイ感覚も戦略も大きく変わります。最下層のボスを撃破すると、次のランクが解放されます。新たなルールや制限が加わり、これがまた熱い!
プレイすればするほど面白さが増していくゲームです。
Crypt of the NecroDancer
音楽に合わせてダンジョンを探索するローグライクゲーム「Crypt of the NecroDancer」も問題なくプレイできます。
リズムゲームとダンジョン探索がびっくりするぐらいによくかみ合っていて、非常に面白いゲームです。
プレイするたびにダンジョンの構造が変わるのも面白いところ。シレンやトルネコなど、不思議のダンジョン系が好きな方にもおすすめです。
Darkest Dungeon
ダークな世界観が魅力のRPG「Darkest Dungeon」は、ノートパソコンが少し苦しそうではありますが、普通にプレイできます。
が、プレイするときは、ほかのソフトやプログラムはとめておくのがおすすめです(処理落ちしにくくなります)。
また、ゲームのオプションでできるだけ画面効果を切るようにするとより安定します。
Monster Sanctuary
モンスター育成+メトロイドヴァニアの「Monster Sanctuary」も普通にプレイできます。
モンスターを倒して卵をゲット。孵化したモンスターを連れて冒険していきます。
メトロイドヴァニア形式のゲームとしてはめずらしく、バトルはターン制。モンスターの特性や敵との相性を考えながら戦っていきます。
事前に、この攻撃でどのぐらいのダメージ与えられるかという「ダメージ予測」が出るのが面白いところ。戦略性の高いバトルがたのしめます。
モンスターは経験値を得るごとに成長していきます。モンスターには好きな名前をつけることができます。
モンスターのスキルはツリー制。どのスキルを学ばせるかで育ち方がガラッと変わります。
現在、アーリーアクセスですが内容は十分。ドット絵も緻密で、とてもよく動きます。モンスターと冒険、モンスターを育成というフレーズにピンと来た方はぜひとも。
Long Live The Queen
かわいらしい画面とは裏腹に、歯ごたえ抜群のADV「Long Live The Queen」は問題なくプレイできます。
安定した人気があるADVゲームで、有志の方による「日本語化用のデータ」も公開されています。
プレイ感覚は非常に良好。低スペックのPCでもサクサク軽快に動きます。
Sword of the Stars: The Pit
SFの世界をベースにしたローグライクゲーム「Sword of the Stars: The Pit」は問題なくプレイできます。
日本ではややマイナーですが、その面白さは本物。ローグライクの醍醐味がいっぱいにつまったゲームです。有志の方による日本語化データも公開されています。
海外の作品らしいデザインも魅力の1つ。難易度は高めですが、やりごたえ抜群のゲームです。
Dungeon Warfare
タワーディフェンスの傑作「Dungeon Warfare」も問題なくプレイできます。
このゲームの面白いところは、トラップで敵の進攻を防ぐところ。トラップにレベルがあり、強化するほど強烈な効果をみせてくれます。
トラップの種類は実に多彩。狙った通りに敵をはめられると、たまらない快感が味わえます。グラフィックは地味ですが、これは面白い!
敵が大量に出るシーンではノートPCがやや苦しそうになることもありますが、処理落ちなどもなく快適にプレイできます。
Kingdom Rushシリーズ
タワーディフェンスの人気作品「Kingdom Rush」シリーズも問題なくプレイできます。
Steamでは「Kingdom Rush」「Kingdom Rush Frontiers」「Kingdom Rush Origins」の3作が出ています。
Kingdom Rushはスマホでも展開しているシリーズですが、Steam版は課金なしですべての要素がたのしめます(「Kingdom Rush Origins」はアップデート待ち)。
タワーディフェンスというと敷居が高い印象がありますが、Kingdom Rushは初心者の方でもたのしめるのが特長。どなたでもかんたん操作で熱い攻防がたのしめます。
美麗なグラフィックも必見。尋常でないまでに描き込まれたドット絵は芸術的でもあります。
Hexcells
パズル好きにはたまらないゲーム「Hexcells」も問題なくプレイできます。
Hexcellsは数字をヒントにマスを埋めていく、非常に中毒性の高いゲームです。
問題の構成が絶妙で、プレイしているうちに難しい問題も無理なく解けるようになっていきます。
パズルとしては、数独やマインスイーパが好きな方ならハマること間違いなし。ついつい時間を忘れてプレイしてしまいます。
ちなみにマスにはすべて根拠があり、推理で埋める部分がないのもいいところ。非常によくできたパズルです。
Don’t Starve
サバイバルゲームの傑作「Don’t Starve」も普通にプレイできます。
シュールなデザインが目をひきますが、ゲームとしては抜群の面白さ。アイテムや資材を集めて生き抜いていく様は、まさにサバイバル。
攻略の自由度も高く、プレイするごとに新たな発見があります。
今回検証したノートPCでは、ロードがもたつく場面や、PCのファンがうるさくなるシーンもありましたが、ゲーム自体は処理落ちなどもなく普通にプレイできました。
キャラクターの絵が独特ですが、プレイしていると次第に愛着が沸いてきます。骨太なサバイバルゲームをたのしみたい方はぜひとも。
Stardew Valley
農場を繁栄させていくのがたのしい「Stardew valley」も問題なくプレイできます。
おじいちゃんから受け継いだ農場で穀物を育てたり、動物を飼ったりして生活していくゲームです。
明確なノルマやゲームオーバーはなく、プレイヤーは何をするのも自由。
のんびり暮らすのもよし、農業に勤しむもよし、村の人との交流をたのしむもよしといった内容になっています。
低スペックのノートPCでも動作が軽く、実に快適。
やりこみ要素やMOD(改造用データ)も豊富で、長くたのしめる作品になっています。
Zombie Night Terror
ドット絵の動きが芸術的なゾンビゲーム「Zombie Night Terror」も問題なくプレイできます。
プレイヤーはゾンビを増やしたり誘導したりして、人間たちをゾンビにしていくゲームです。
このゲームの特長はなんといってもドット絵の動き。ドット絵自体はシンプルですが、どのキャラクターもまるで生きているかのように動きます。
細かい仕草も芸術的で、ドット絵作品の究極ともいうべき仕上がりになっています。
低スペックのノートPCでも動作は良好。どうゾンビを増やすか、いかにゾンビを誘導するかは、かなり頭を使います。非常に面白い作品です。
Into the Breach
名作「FTL」を手がけたチームによる作品「Into the Breach」も問題なくプレイできます。
いったんプレイし始めたらやめどきが見つからなくなるターン制ストラテジーです。
バトルはシミュレーションRPG風。ターン制ですすめていきます。が、面白いのは敵が次にとる行動が表示されるところ。
絶望的な状況でも、打つ手によっては必ず切り抜けられる―そうしたバランス取りが絶妙な作品です。プレイしていると、そのゲームデザインのすばらしさに震えがきます。これは本当にすごい!
画面は地味ですが、ぜひ多くの方にプレイしていただきたい作品です。おすすめです。
Mighty Switch Force! Hyper Drive Edition
2Dキャラがぬるぬる動くアクションゲーム「Mighty Switch Force! Hyper Drive Edition」は問題なくプレイできます。
ステージはパズル要素がメイン。ブロックを移動または破壊しながら、逃げ出したキャラをつかまえていきます。
ステージを攻略したら、ぜひともチャレンジしてほしいのが「タイムアタック」。
「最短ルート探し」や「パターン構築の面白さ」がいっぱいに詰まったゲームデザインになっており、非常に熱いプレイがたのしめます。
2Dですが、グラフィックのクオリティは抜群。かわいいキャラクターたちが動くさまは、まるでアニメーションのよう。日本ではマイナーですが、これは面白いですよ。
Khimera: Destroy All Monster Girls
無料でプレイできるドット絵アクション「Khimera: Destroy All Monster Girls」は問題なくプレイできます。
デザインはシュールですがゲームの出来は抜群で、いったんプレイしはじめるとやめられない面白さがあります。
アクションとしてのプレイ感覚やステージ構成はもちろんのこと、やりこみ要素もすばらしいものがあります。
Risk of Rain
難しいけれどやめられないローグライクアクションゲーム「Risk of Rain」は問題なくプレイできます。
画面は地味ですが、ゲームの作りこみは超絶。プレイするごとにステージの構成が変わり、どんなアイテムを手に入れるかで戦略が変わっていきます。
難易度は高めですが、時間を忘れてハマれるゲームです。
そのほかのおすすめ作品
低スペックのノートPCでできる作品は、そのほかにもいろいろあります。
ローグライク・ローグライトゲーム
ぜひプレイしてほしいのは、ローグライクゲームやローグライトゲームです。Steamはこのジャンルが非常に充実しています。
アクションゲーム
アクションゲームも名作・傑作がそろっています。短時間で遊べるものから、やりこみ要素満載のアクションまで様々なものがあります。
パズルゲーム
また、低価格でたっぷりと遊びたい方はパズルゲームもおすすめです。Steamには面白いパズルゲームがたくさんあります。
シューティングゲーム
Stemは、シューティングゲームの宝庫です。非常に充実したラインナップで、国内のものから海外のものまで良作が揃っています。
まとめ
今回は紹介した作品は「Can You Run it」でNGと出たものも、けっこうあります。
ノートパソコンでSteamのゲームができるか迷っている方がいましたら、よかったら参考にしてみてくださいね。