海外製のペンタブレットが気になり、HUIONのペンタブレット「H610 PRO 筆圧レベル8192」を買ってみました。
ざっと使ってみましたが、いいですね、これ。
というわけで今回は、HUIONのペンタブレット「H610 PRO 筆圧レベル8192」のレビューをお届けします。
HUION「H610 PRO 筆圧レベル8192」とは
ペンタブレットといえばワコムが有名ですが、最近は海外メーカーのペンタブレットも増えてきました。
海外メーカーのものはコストパフォーマンスのよさが魅力。ワコムよりかなり安く買えるんですね。中でもHUION(フイオン)は評価が高く、前から気になっていました。
今回買った「H610 PRO」は、ワコムでいうところのMサイズで、筆圧レベルは8192。これが6,800円で買えるのですから、すごい時代になったものですね。
パッケージ
HUIONのペンタブレット「H610 PRO」はこんな箱に入っています。白を貴重にしたすっきりとしたデザインです。
裏はこんな感じ。箱の材質もしっかりしていて、なかなか高級感があります。
ふたをあけると、こんな感じで入っています。「H610 PRO」は、タブレット全体の大きさが360mm×240mm。A4サイズよりひと回りちょっと大きめです。
だいたいワコムの「M」と同じぐらいの大きさですね。ちなみに厚さは1cmほどあります。
カードを開くと、メッセージが書かれています。HUIONはサポートもいいそうで、困ったときはメールやスカイプで問い合わせをすることができます。
ペンタブ本体
タブレットの作業領域は、10×6.25インチとなっています。だいたいB5ノート(よくあるノートサイズ)と同じぐらいのサイズです。
作業領域の横には、ショートカットキーがついています。キー内容は設定画面からカスタマイズすることができます。
セット内容
タブレット以外の内容物はこんな感じ。いろいろ入っています。
- ペンスタンド(替え芯入り)
- USBケーブル
- 充電式ペン
- ペン用充電ケーブル
- ドライバCDとマニュアル
- ポーチ
- 作業用グローブ
作業用グローブがつくのはユニークですね。
ペン
HUION「H610 PRO」のペンはこんな感じ。キャップがついています。
キャップをはずした状態です。ちなみにH610 PROには 2種類のタイプがあります。
筆圧レベルが2048のものと8192のものがあります。購入時には注意が必要ですね。
ボールペン(ジェットストリーム)と並べてみました。ボールペンよりもほんの少し大きめ。軸も太めな感じです。
ペンの持ち手部分は、ゴムでコーティングされています。ボタンも2つついています。
ペンのうしろはこんな感じ。ここに充電用ケーブルをさして充電します。ワコムのペンタブのように消しゴムはついていません。
ちなみに開封した時はすでに充電済みで、すぐに使うことができました。
ペンスタンド
ペンスタンドをあけると、替え芯が入っています。商品ページでは「4本」と書かれていましたが、8本入っていました(笑)。
H610 PROを使った感想
さて、H610 PROを使った感想ですが、少々癖があるものの、価格を考えたら上々だと思います。
ペンのしずみこみ
HUION H610 PROのペンは、描く時にペン先がわずかにしずみます。めちゃくちゃしずむってわけではないのですが、描いていると少しふわふわした感じがします。
私を含めてですが、今までワコムのペンタブを使っていた方は慣れが必要かも。
しずみ具合で筆圧を感知しているようなので、慣れるまでは強弱の感覚がちょっと難しいかも。
筆圧は、設定画面から調整することができます。
いろいろ試した感じでは、ここでの調整は+1か-1ぐらいにしておいて、ソフト側(CLIP STUDIOなど)で筆圧調整したほうが、いい感じになりそう。
自身の筆圧にもよりますが、筆圧レベル8192はかなり繊細。少し力加減を変えるだけでも、線の強さや太さが変わります。
私の場合は、強弱がつきすぎないほうが好きなので、もう少し硬めに調整する予定。
タブレット本体
タブレット本体は、とても使いやすいです。
作業領域も広く、ショートカットキーも便利。ケーブルも邪魔になりません。
私はノートパソコンの15.6型モニタを使っているのですが、ちょうどいい感じ。
ちなみに、設定画面から反映される範囲を調整することができます。
本体の難点と感じたのは、指紋や汚れがつきやすいかも・・・というところ。本体が黒ということもあり、かなり目立ちます。
ドライバは公式からダウンロードがおすすめ
ドライバは、インストール用のCDがありますが、公式サイトからダウンロードしたほうが確実です。
ちょくちょくドライバの更新があるようで、公式サイトからなら最新のドライバをダウンロードすることができます。
まとめ
今回は、HUIONのペンタブレット「H610 PRO 筆圧レベル8192」のレビューでした。
「ペンや筆圧に慣れが必要かな」というところはありますが、機能も設定も必要なものはすべて揃っていると思います。
HUIONは中国のメーカーですが、勢いがあるのも納得という商品でした。それにしても、これが6,800円で買えるとは・・・かなりコストパフォーマンスのいい商品だと思います。