ドット絵ソフト「Aseprite」でアニメーションを作るときには、画面の下部に表示される「タイムライン(Timeline)」を使います。
が、操作方法が独特で、特にフレームの使い方や操作方法で悩んでいる方も多いかと思います。
今回は、Asepriteのタイムラインの「フレームの使い方と操作方法(基本編)」をお届けします。使い方で困っている方がいましたら、よかったら参考にしてみてください。
▼「これからアニメーションを作る」という方はこちらの記事からどうぞ!
新しいフレームをつくる
新しいフレームの作り方は2種類あります。
今のフレームと中身が同じものをつくる
今のフレームと中身が同じものを作るときは、次のようにします。
1.任意のフレーム番号選択し、右クリックします。
2.すると、メニューが出ますので「New Frame」をクリックします。
3.これで、中身が同じフレームができます。
中身が空っぽのフレームをつくる
中身が空っぽのフレームをつくることもできます。
1.任意のフレーム番号を選択し、右クリックします。
2.すると、メニューが出ますので「New Empty Frame」をクリックします。
3.これで中身が空っぽのフレームができます。
フレームを削除する
フレームを削除するときは、次のようにします。
1.削除したいフレーム番号を選択し、右クリックします。
2.すると、メニューが出ますので「Delete Frame」をクリックします。
3.指定したフレームが削除されました。
フレームを移動する、順番を変える
フレームを移動して、順番を変えることもできます。
1つのフレームを移動する
ここでは「1番目のフレーム」を、いちばん後ろに移動させてみます。
1.「移動したいフレーム」の番号をクリックします。すると、まわりに黄色い枠が出ます。
2.黄色い枠の端にポインタを持っていくと、ポインタの表示が変わります。表示が変わったらクリックして、そのまま移動させたいところまでドラッグします。
3.これでフレームを移動させることができました。
手順を動画にするとこんな感じです。ポインタが変わるところに注目です。
複数のフレームを移動する
複数のフレームを移動することもできます。ここでは「1番目と2番目のフレーム」を、いちばん後ろに移動してみます。
1.移動させたいフレームを選択します。選択すると、まわりに黄色い枠が表示されます。
複数のフレームの選択は、「ドラッグ」または「Shiftキーを押しながらクリック」で選択できます。
2.黄色い枠の端にポインタを持っていくと、ポインタの表示が変わります。表示が変わったらクリックして、そのまま移動させたいところまでドラッグします。
3.これで移動することができました。
手順を動画にするとこんな感じです。
フレームの中身だけ移動する
フレームの中身だけを移動することもできます。ここでは「1番目と2番目のフレームの中身」を、いちばん後ろに移動してみます。
1.移動させたいフレームを選択します。すると、黄色い枠が表示されます。
2.黄色い枠の端をクリックして、右方向にドラッグします。
移動先に枠が表示されますので、そこまでドラッグします。
3.これで、フレームの中身だけを移動することができました。
中身だけ移動したので、1番目と2番目のフレームの中身が空っぽになっているところにも注目です。
手順を動画にするとこんな感じです。
フレームを複製する
これまでに作ったフレームを複製することもできます。
ここでは、この3つのフレームを複製してみます。次の2つの方法があります。
便利な方法
1.複製したいフレームを選択します。すると、まわりに黄色い枠が表示されます。
2.黄色い枠の端にポインタをあてると、ポインタの表示が変化します。ポインタが変わったらクリックして、Altキーを押しながらドラッグします。
3.これで、選択したフレームの複製ができました。
動画にするとこんな感じです。ポインタの表示が変わった後は、Altキーを押しながらドラッグしています。
コピー&ペーストを使う
フレームの複製は、コピー&ペーストを使ってもできます。
1.複製したいフレームを選択します。すると、まわりに黄色い枠が出ます。
2.キーボードのCtrl+Cを押します。これで、選択した部分のコピーができました。
3.キーボードのCtrl+Vを押すと、貼り付け(ペースト)ができます。
手順を動画にするとこんな感じです。Ctrl+Cでコピー、Ctrl+Vでペーストをしています。
コピー&ペーストは、メニューバーの「Edit」からでも行うことができます。
レイヤーの使い方
Asepriteのタイムラインは、「レイヤー」も使うことができます。
▼レイヤーの使い方については、こちらの記事でくわしく解説しています。
リンクセル(Link Cels)の使い方
Asepriteのタイムラインには「リンクセル(Link Cels)」という独特の機能があります。
この機能を使うと、アニメーションを効率的に作ることができます。
▼「リンクセル(Link Cels)」の使い方は、こちらの記事でくわしく解説しています。
おしまいに
今回は、Asepriteのタイムライン(フレーム)の使い方についてお届けしました。よかったら参考にしてみてくださいね。