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【日産モコ】車のバッテリーを自分で交換してみました

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日産モコのバッテリーが切れたので、自分でバッテリー交換をしてみました。

バッテリー選びからはじめての経験づくしでしたが、やってみると意外とかんたんでびっくり。かかった費用は、古いバッテリーの回収費込みで3,180円(記事執筆時)。ずいぶんと安くすみました。

作業的には30分ほどでできるかと思います。

というわけで今回は、日産モコのバッテリーを自分で交換する方法をお届けします。

バッテリーの選び方

車のバッテリーを自分で交換するときは、交換用のバッテリーを用意します。

私のモコは「DBA-MG33S」というタイプ。「アイドリングストップなし」の車体です。説明書をみるとサービスデータのところにバッテリーの種類が載っています。

日産モコ「DBA-MG33S」対応バッテリー

38B20R」というのがバッテリーの型番です。

バッテリーの型番の見方

バッテリーの型番の見方

バッテリーの型番は、後ろの4文字がポイントです。今回のモコでしたら、「B20R」という部分が同じならどのバッテリーでも使えます。

たとえば「44B20R」「40B20R」といったバッテリーも、後ろの4文字が同じなので使えるというわけですね。

また、B20Rは「B19R」と互換性がありますので、「〇〇B19R」というバッテリーも使えます。

型番の最初の数字は、バッテリーの性能を表しています。数字が大きくなるほど性能が高くなります。

RとLの違いに注意しよう

バッテリー選び RとLの違いに注意しよう

バッテリーを選ぶときは、最後のアルファベットも要チェックです。

RとLはバッテリーの端子の位置を表す記号です。違うものを買ってしまうと、うまく接続できないので注意が必要です。

特に「モコ」はややこしいことに、MG33Sより前のモデルは「L」のバッテリーを搭載しています。ですので、必ず説明書で「R」か「L」かを確認するようにしましょう。

用意するもの

バッテリー交換に必要なもの

バッテリー交換に必要なものは次の通りです。

  • 交換用のバッテリー
  • スパナ(モコの場合は8mmと10mm)
  • 軍手などの手袋

それぞれ次のような選び方をするとよいかと思います。

交換用のバッテリー

バッテリーは、カー用品店やホームセンター、ネットショップなどで買うことができます。バッテリーは型番があっていれば、どのメーカーのものでも使えます

モコ(DBA-MG33S)の搭載バッテリーは「38B20R」ですが、「〇〇B20R」は「〇〇B19R」と互換性があります。「〇〇B19R」のほうが商品数が豊富で、探しやすいかと思います。

 

私は、古いバッテリーを無料で引き取ってくれる「イーネ」さんで買ってみました。

 

リサイクルバッテリーですが送料無料で3,380円。18か月の保証付きと非常にお得なバッテリーです。

スパナ(8mmと10mm)

次に必要なのが、スパナです。バッテリーや端子を固定しているナットをはずすときに使います。

日産モコ バッテリー交換 ナットのサイズ

モコの場合は、8mmと10mmのスパナを使います。せまい位置での作業もありますので、スパナは長いものよりも、手のひらサイズぐらいのものが使いやすいです。

今回、私が使ったのはこちら。

SK11のミニスパナセットです。手にすっぽりとおさまりそうなサイズのスパナですが、しっかりとしたつくりで使いやすかったですよ。

手袋

慣れている方は「素手でも大丈夫」という方もいるかと思いますが、慣れないうちは手袋をして作業をすると何かと安心かと思います。

軍手やゴム手袋など、使いやすいものでよいかと思います。私はゴム付きの軍手を使って作業しました。

あると便利なもの

はずしたネジや金具を入れておくケースや箱があると便利です。そして、意外と役立つのが「車の説明書」。バッテリー交換の手順や注意点がくわしく書かれています。

あとは、バッテリーをはずす前の状態を写真に撮っておくのもおすすめです。あとで迷ったときに便利です。

バッテリーはどこにある?

まずはモコのボンネットを開けてみましょう。向かって右側にみえるのがバッテリーです。

日産モコ バッテリーの位置

 

アップにするとこんな感じ。かなり汚れていますね。

日産モコ バッテリーの場所

 

まずはおおよその構造をみてみましょう。手前にあるのが「マイナス端子」、奥にあるのが「プラス端子」です。

手前にあるのが「マイナス端子」、奥にあるのが「プラス端子」

 

真ん中にあるのは、バッテリーを固定している金具です。

バッテリーを固定している金具

バッテリーの交換作業で触るのは、ほぼこの3つです。というわけで、さっそくモコのバッテリーを交換してみましょう。

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バッテリー交換の手順

バッテリー交換のポイントは「端子をはずす時とはめる時の順番」です。

  • はずす時:「マイナス→プラス」の順にはずします
  • はめる時:「プラス→マイナス」の順にはめます

必ずこの順番で行います。

マイナスではじまり、マイナスで終わる」と覚えるとわかりやすいです。

マイナス端子をはずす

まずは10mmのスパナを使って「マイナス端子」を固定しているナットをはずします。

「マイナス端子」を固定しているナット

 

まわしていくと、ナットがゆるんできます。

ナットがゆるんできました

 

ナットがゆるんでくると接続部分もゆるんできます。そのまま上にあげると、はずすことができます。

バッテリー交換を自分で行う

 

ちなみにネジは完全にはずさなくてもいいようですが、私は完全にはずしてみました。

バッテリー交換 マイナス端子

ネジを完全に外す場合は、ナットやネジがなくならないようにきちんと保管しておきます。

 

これでマイナス端子がはずせました。

マイナス端子がはずせました

プラス端子をはずす

つづいてプラス端子をはずします。プラス端子には赤のカバーがついています。

プラス端子

 

赤のカバーを上にあげます。

赤のカバー

 

これがプラス端子を固定しているナットです。これを10mmのスパナでゆるめて(またははずして)いきます。

プラス端子を固定しているナット

 

私はネジを完全にはずしてみました。

ネジを完全にはずしてみました

 

あとはマイナス端子をはずしたときと同じように、上にあげるとはずれます。

上にあげるとはずれます

……が、私の場合は、このプラス端子が非常に固くはまっており、なかなかはずれませんでした。手だけでは難しかったので、くぼみのところにドライバーをはさんで、穴を広げてはずしました。

これでマイナス端子につづき、プラス端子もはずすことができました。

金具をはずす

つづいて、バッテリーを固定している金具をはずします。

バッテリーを固定している金具

 

この金具、バッテリーを棒で固定しているのですが、少し変わった方法で固定されています。こちらは向かって左側。

バッテリーの固定方法

 

こちらは右側です。

バッテリーの固定方法2

写真ではわかりにくいですが、いずれも棒の下のところでフックしています。左右で微妙にとめ方が違っていますので、外す前に写真を撮ったりメモをとるなりして、構造を記録しておくとよいかと思います。

 

この金具は両サイドの上にあるナットをゆるめるとはずれます。8mmのスパナを使います。

8mmのスパナを使用します

 

金具がはずれました。

金具

 

これでバッテリーをはずせる状態になりました。

バッテリーをはずせる状態に

ちなみに、プラス端子のカバーの下にある物体は、ゴム手袋です。念のため、プラス端子を包んでいます。

バッテリーを入れ替える

金具をはずせたら、バッテリーを取り出します。

バッテリーを取り出します

バッテリーはけっこう重いので力がいります。取り出すときに、ほかのパーツにぶつけないように注意しましょう。

 

バッテリーがはずれました。寝かせたり、傾けて置かないように注意します。

バッテリーがはずれました

 

こちらが交換用のバッテリーです。うれしいことに「持ち手」がついています。

交換用のバッテリー

ビニールテープが貼ってありますが、赤いほうがプラス、黒いほうがマイナスです。このビニールテープは、取り付けの際にははずします。

 

向きに気をつけて、バッテリーを入れます。

バッテリーを入れます

奥がプラス、手前がマイナスになるように入れます。これでバッテリーの入れ替えができました。

あとは取り付ければ完成です。取り付けるときは、はずしたときとは逆の順番で作業していきます。

金具をとめる

バッテリーを固定する金具をとめます。8mmのスパナを使い、バッテリーが動かないようにネジをしっかりと固定します。

バッテリーを固定する金具

ここで私の失敗。フックの向きに気をとられて、上の金具が左右逆になってしまいました。バッテリーをしっかり固定できているので機能的には問題はないと思いますが、なんとも私らしい「詰めの甘さ」が出てしまいました。

バッテリーの固定ができたら、「プラス端子→マイナス端子」の順ではめていきます。

プラス端子をはめる

プラス端子を10mmのスパナを使って固定します。

10mmのスパナを使って固定

このときのポイントは、しっかり締めることは必要ですが、力まかせに強烈に締めないこと。あまりにやりすぎると、壊れてしまうことがあるためです。

端子がしっかりと固定されてぐらぐら動かなくなればOKです。

 

端子を固定できたら、赤いカバーをかぶせます。これでプラス端子の取り付けができました。

赤いカバーをかぶせます

マイナス端子をはめる

あとは、10mmのスパナでマイナス端子を取り付ければOKです。

10mmのスパナ

こちらも、しっかり締めるようにしますが、力まかせに強烈に締めないようすることが大切です。

これでモコのバッテリー交換が完了です!エンジンもばっちりかかりました!

今回は写真を撮りながらだったので、少々時間がかかりましたが、ふつうに作業をすれば30分ほどでできそうな感じです。

ラジオやパワーウインドウの設定

バッテリーを交換すると、時計やラジオやパワーウインドウの設定が初期化されます。そのため、あらためて設定する必要があります。

パワーウインドは次の手順で設定できます。

  1. エンジンをかける
  2. 運転席のウインドースイッチを窓が完全に開くまで押しつづける
  3. 窓が完全に閉まるまでウインドースイッチを上げ続け、そのまま2秒以上上げ続ける
  4. 運転席の窓が自動開閉できるようになったか確認する

この手順は、モコの説明書にも記載されています。

まとめ

今回の作業は、日産モコの説明書の手順に沿って行いました。

私がバッテリー交換するにあたって気になったのは、金具をはずすタイミング。調べてみると、「最初に金具をはずす」方法と「後からはずす」方法の両方があるんですね。

まあ、バッテリーを固定するだけのパーツなのでどちらの手順でもよさそうですが、今回はモコの説明書通りの手順でやってみました。

バッテリー交換をする前はドキドキでしたが、実際にやってみるとかんたんでしたよ。

今回の作業で使用したアイテムは次の通りです。

 

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