万年筆のインキを色彩雫の「深海」に変えてみました。
さっそく使ってみましたが、いいですねえ!「深海」の名の通り、深みと静けさが同居した、落ち着きのある青色がたのしめます。
というわけで今回は、色彩雫「深海」のおもしろさについてお届けします。
色彩雫「深海」
色彩雫(いろしずく)は、パイロットが展開しているインキシリーズの名称です。
今回紹介する「深海」はその中の1つ。ブルー系のインキです。
色彩雫シリーズは、大ボトル(50ml)とミニボトル(15ml)のものがあります。
今回使ったのはミニボトルのものです。容量あたりの価格を考えると、大ボトルのほうが圧倒的にお得なのですが、50mlもあると使い切るのがかなり大変です。
そのため、「たまには違うインキを使ってみたい」とか「ためしてみたいインキがある」とか思ったときは、すこし割高になりますがミニボトルを買うほうが便利なわけですね。
ちなみに、大ボトルはこんな感じ。
ミニボトルとは違ったデザインで、こちらも非常に味があります。
色彩雫「深海」のカラー
今回はパイロットの万年筆「カクノ(中字)」に深海を入れてみました。
深海の色合い
色彩雫「深海」は一言でいうと、深みのある青色です。
コクヨのキャンパスノートに「深海」で書いてみました。使用した万年筆は「Kakuno(カクノ)」の中字です。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、隠し味にほんの少し「紫(むらさき)色」が入った紺色とでもいいましょうか。
その紫も赤みが強いものではなく、限りなく青に寄せた紫といった感じがあります。全体に明るさを抑えた、落ち着きのある色となっています。
そのほか、書いていて感じたのは次のような点。
- インキが乾く前は、しっとりとした印象
- インキが乾くと色が落ち着いて、全体が静かな印象になる
- 濃淡はそれなりに出るが、色合いの変化はあまり感じられないかも
また、「深海」の面白いところは、深みや静けさを演出しながらも、色が重くなっていないということ。
落ち着いているけれど、ほどよい軽快さもある、絶妙の調整がなされた色だと感じます。
深海と月夜の比較
さて、色彩雫でブルー系といえば、忘れてはならないのが「月夜」。
色彩雫の中でもダントツの人気を誇るインキです。
私も愛用していますが、「深海とどう違うんだろう」と思う方もいるかと思います。というわけで比較してみました。
上が「深海」、下が「月夜」です。
写真だと違いがわかりにくいかもしれませんが、似ているようでけっこう違う両者です。
深海はやや紫の入った紺色といった印象です。濃淡が出ても色の変化はゆるやかで、極端な差はみられません。
それに対し、月夜は黄色が入った青色とでもいいましょうか。濃淡が出ると、色の変化がよくくわかります。濃い部分は青みが強く、淡くなった部分は黄色っぽさがよく出ます。
写真では月夜のほうが沈んでみえるかもしれませんが、落ち着きでいえば深海、軽快さでいえば月夜という感じです。書くものによって使い分けるといいかも。
ちなみに私は月夜をアイデア出しに、深海を原稿書きに使っています。
今回の記事で使ったアイテム
今回の記事で使ったアイテムは次の通りです。
【色彩雫「深海」】
【色彩雫「深海」ミニボトル】
【万年筆 カクノ 中字】
【色彩雫「月夜」】
興味のある方はよかったら参考にしてみてくださいね。