先日、Affinity Designerで作った画像をPNGで書き出すときに、あることに気づきました。
あれ、PNGの書き出し形式が少ない……?
今までは特に意識もせずに使っていたのですが、PNGの書き出し形式が「PNG」と「PNG-8」しかありません。
妙に気になり、ネットで検索してみると「PNG-24」で実際に書き出しをしている情報がいくつも出てきます。
設定を確認したり、書き出しペルソナに切り替えてみたりもしましたが、やはりPNGはこの2つの書き出し形式しか出てきません。
ちなみにAffinity Photoでも同様でした。Affinityの公式ページをみても、この点について特に書かれていません。
そこでいろいろと調べてみたところ、その理由がわかりました。
PNGの書き出し形式が2つしかない理由
この件に関して最もわかりやすく解説されていたのは、Affinity公式のフォーラムでした。
すべて英語で書かれていますが、「Cannot Export to PNG 24?(PNG24にエクスポートできませんか?)」というトピックで、この件についての回答がされています。
要約すると
- Affinity Designerがバージョン1.7になったときに、PNGのプリセットの名称が変更になった。
- 「PNG」を選択すれば、画像の色形式や透明度の有無によって、PNG24、32など適切な形式で保存される
といったことが解説されています。
つまり、現バージョン(今回の記事を書いている時点では1.8)のAffinity DesignerやAffinity Photoは、この形式で正常というわけです。
PNG形式で書き出しをする場合は、「PNG-8」で保存するのでなければ、「PNG」を選べばOKです。
透過PNGを書き出す場合も「PNG」を選べば大丈夫です。
ちなみにPNG24に関しては、フォーラムのこちらのトピックでも仕様についての解説がされています。
こちらも英語ですが、このフォーラムのURLをGoogle翻訳に入れると、ページをまるごと翻訳できます。
まとめ
今回はAffinity Designer/PhotoでPNGの書き出し形式が少ない謎についての記事でした。
書き出し形式に「PNG-24」があったのは、以前のバージョンだったというわけです。
現在はPNGで書き出すときは「PNG」を選んでおけば、画像の性質によって最適な形で書き出しが行われる仕様になっています。
今まで気にせずに作業をしていたのですが、ふと気になったので調べてみました。
同じことで困っている方がいましたら、よかったら参考にしてみてください。