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【Affinity Designer】反転したイラストを表示しながら作業する方法

Affinity Designer
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イラストを描いていると、バランスに迷うことがあります。その際によく使われるのが、イラストを左右反転してチェックする方法です。

バランスの崩れや歪みがわかりやすく、とても効果的な方法なのですが、何度も繰り返していると、面倒に感じることがあります。

そこで今回は、Affinity Designerで左右反転したものをみながら作業する方法をお届けします。

【Affinity Designer】反転したものをみながら作業する方法

この方法を使うと、作業内容が反転したものにもリアルタイムで反映されます。イラストは描き始めのものでも完成間近なものでもOK。どの段階からでも使えます。

作業がとてもスムーズになりますよ。

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まずは準備から

今回は例として、制作途中のこのイラストを使ってみます。

作例

右向き・左向きの両方をみながら、同時に作業ができるようになります。というわけで、さっそくやってみましょう。

「シンボル」パネルを表示しよう

この方法は、Affinity Designerの「シンボル」という機能を使います。

1.画面上部のメニューから「表示」→「スタジオ」→「シンボル」を選択します。

「表示」

「スタジオ」

「シンボル」

 

2.「シンボル」というパネルが表示されればOKです。

「シンボル」

反転したイラストを表示してみよう

1.キャンバスに制作途中のイラストを表示します。

制作途中のイラストを表示

 

2.イラストに使っているパーツを全て選択し、CtrlGキーを押してグループ化します。

グループ化

グループ化はレイヤーパネルからも行えます。レイヤーをすべて選択して右クリック→「グループ化」でできます。

 

グループ化されると、このようにレイヤーがひとまとまりになります。

グループ化

 

4.「シンボル」パネルの「作成」を押します。

「作成」を押します

 

すると、先ほどグループ化したイラストが「シンボル」として登録されます。

「シンボル」として登録

 

5.ここでレイヤーパネルをみてみましょう。次のような構成になっています。

レイヤーパネル

この状態で、CtrlJキーを押します。

 

すると、レイヤーが複製されます。

レイヤーが複製

 

6.キャンバス上のイラストを横にドラッグしてみましょう。

イラストを横にドラッグ

Shiftキーを押しながらドラッグすると、真横に移動できます。

 

7.移動したイラストを選択した状態で

移動したイラストを選択

 

画面上部にある「左右反転」アイコンをクリックします。

「左右反転」アイコンをクリック

 

すると、移動したイラストが左右反転されます。

イラストが左右反転

これで準備は完了です。さっそく作業してみましょう。

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反転したイラストをみながら作業してみよう

作業をするときは、レイヤーパネルに注目します。

レイヤーパネル

イラストは「右向き」「左向き」のどちらでも作業できます。今回は例として「左向き」のほうで作業してみます。レイヤーの左にあるアイコンをクリックします。

 

すると、フォルダが開きます。フォルダ内のレイヤーのどれでもいいのでクリックします。

フォルダ内のレイヤーをクリック

 

あとは、左向きのイラストの好きなところを編集するだけです。右向きのイラストにもリアルタイムで反映されます。

編集内容がリアルタイムで反映

左右の像をみながら同時に作業できるのでとても便利です。

作業する際の注意点

作業するときには、必ず「作業したいほうのフォルダを開く」「そのフォルダ内のなんらかのレイヤーを選択する」のがポイントです。

作業したいほうのフォルダを開く

選択するレイヤーは、今編集したいものでなくてもOKです。そのフォルダの中にあるものであればどれでもOKです。

 

また、今回の記事では「左向き」のほうを編集しましたが、「右向き」を編集するときは

  • 右向きのフォルダを開く
  • そのフォルダの中のなんらかのレイヤーを選択する

ようにすればOKです。この状態で編集すると、もう片方にも反映されます。

 

ちなみに今回使った「シンボル」は、左右対称のオブジェクトやイラストを描くときにも使えます。

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まとめ

記事で使ったキャラクターは、海外アニメ「The Loud House」のお気に入りキャラ「Leni」をオマージュしてみました。

今回はAffinity Designerで「左右反転したものをみながら作業する方法」をお届けしました。

リアルタイムで左右の状態がみられますので、作業の効率がかなりあがりますよ。よかったら参考にしてみてください。

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